第468(新生第26)回訪問活動
新生週末ボランティア第26回目となった8月9日の訪問活動は,猛暑とお盆休みのためか,お出でにならないお宅が多いなかでも,常連参加者・初参加者が協力して「お話し伺い」を実現し,また不在ながらも「支援シート」を自ら記入しておいてくださったもあり,被災者・住民の方へから信頼と期待を実感されてくれるものがありました。
昨年同時期においてもそうでしたが,お盆休みにかかるため,列車の指定席をとるのが難しいのみならず,高速道路の大渋滞のため,高速バスの到着が大幅に遅れることが懸念されましたが,今回は,石油価格の高騰のため高速道路の交通量が激減し,渋滞が少なく,私が乗った高速バスも軽微な遅延にとどまりました。
今回は,受験勉強真っ最中の県立高校3年生2人がはじめて参加してくれました。東條代表が訪問活動について丁寧に説明していました。訪問前レクチャーにおいて,最近よく行われているような,特定の参加者が「今週の資料」にある「訪問お話し伺いのコツについて」などを棒読みするようなものが不要で,あまっさえかかるレヴェルに参加者を落とし込めることが失礼であるとすら思われました。「お話し伺い」においても,さまざまな話題を引き出し,受け止めようとする姿勢が印象的でした。彼らが目指す大学に無事入学し,高校の友人だけでなく,新たに得るであろう学友ともに,また参加してくれることを期待し,彼らの志望校合格を祈りたいと思います。
このところ初参加者には,新生週末ボランティアの活動や「お話し伺い」をよりよく知ってもらうべく,今年1月5日に行った「訪問活動450回記念追悼と討論の集い 13年目の被災地から ~「高齢者」となった被災者のこれまでとこれからを中心に~」及び,7月に行った週末ボランティア総会で配布した「2008年週末ボランティア総会資料」を差し上げていますが,毎回の全ての参加者のために,被災地・被災者をめぐる情況を知り,「お話し伺い」の資質向上に役立つであろう資料を差し上げています。
今回差し上げたのは,新サイト「This is 神戸・週末ボランティア ~すべての「不都合な真実」に捧ぐ」にある「復興住宅訪問活動について」と,関西学院大学災害復興制度研究所ニュースレター「FUKKOU vol.6」にある「足湯が拾った“つぶやき”読み解く研究報告」です。前者は前回訪問活動以降改良したもので,文章を解りやすくし,写真を精選したものです。早速初参加者への説明に役立ちました。後者は「お話し伺い」自体とその成果のまとめ方,さらには他の団体・個人との連携などの参考になるでしょう。
・70代男性,東灘区で全焼。水が出ず消防もなすすべなく,残骸をじっと見ているしかなかった。避難所では電気が使えず不便した上,天井が高いため寒く,朝しもやけになったことも。仮設住宅には行かず県外の公営住宅へ。仮設住宅解消が優先される一方で,県外避難者が後回しにされたようで,復興住宅になかなかあたらなかった。受験勉強真っ最中の初参加者が,さまざまな話題を引き出そうとした姿が印象的な「お話し伺い」であった。
・50代女性,中央区で被災。その時は子どもも小さく怖がってよく泣いていた。一番困ったのは水がないことで,寒さにふるえながら2人の子どもとともに順番を待った。住んでいた文化住宅が古く死んでいると思われたため,友人がみな様子を見に来てくれたのがうれしかった。
今回は,受験勉強真っ最中の県立高校3年生2人がはじめて参加してくれました。東條代表が訪問活動について丁寧に説明していました。訪問前レクチャーにおいて,最近よく行われているような,特定の参加者が「今週の資料」にある「訪問お話し伺いのコツについて」などを棒読みするようなものが不要で,あまっさえかかるレヴェルに参加者を落とし込めることが失礼であるとすら思われました。「お話し伺い」においても,さまざまな話題を引き出し,受け止めようとする姿勢が印象的でした。彼らが目指す大学に無事入学し,高校の友人だけでなく,新たに得るであろう学友ともに,また参加してくれることを期待し,彼らの志望校合格を祈りたいと思います。
このところ初参加者には,新生週末ボランティアの活動や「お話し伺い」をよりよく知ってもらうべく,今年1月5日に行った「訪問活動450回記念追悼と討論の集い 13年目の被災地から ~「高齢者」となった被災者のこれまでとこれからを中心に~」及び,7月に行った週末ボランティア総会で配布した「2008年週末ボランティア総会資料」を差し上げていますが,毎回の全ての参加者のために,被災地・被災者をめぐる情況を知り,「お話し伺い」の資質向上に役立つであろう資料を差し上げています。
今回差し上げたのは,新サイト「This is 神戸・週末ボランティア ~すべての「不都合な真実」に捧ぐ」にある「復興住宅訪問活動について」と,関西学院大学災害復興制度研究所ニュースレター「FUKKOU vol.6」にある「足湯が拾った“つぶやき”読み解く研究報告」です。前者は前回訪問活動以降改良したもので,文章を解りやすくし,写真を精選したものです。早速初参加者への説明に役立ちました。後者は「お話し伺い」自体とその成果のまとめ方,さらには他の団体・個人との連携などの参考になるでしょう。
・70代男性,東灘区で全焼。水が出ず消防もなすすべなく,残骸をじっと見ているしかなかった。避難所では電気が使えず不便した上,天井が高いため寒く,朝しもやけになったことも。仮設住宅には行かず県外の公営住宅へ。仮設住宅解消が優先される一方で,県外避難者が後回しにされたようで,復興住宅になかなかあたらなかった。受験勉強真っ最中の初参加者が,さまざまな話題を引き出そうとした姿が印象的な「お話し伺い」であった。
・50代女性,中央区で被災。その時は子どもも小さく怖がってよく泣いていた。一番困ったのは水がないことで,寒さにふるえながら2人の子どもとともに順番を待った。住んでいた文化住宅が古く死んでいると思われたため,友人がみな様子を見に来てくれたのがうれしかった。
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