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訪問活動のまとめから ~2009年の初めにあたって

このところ,毎回の訪問活動の充実ぶりが目を見張るものであることは,今更繰り返すまでもないことですが,それによって「お話し伺い」の内容集約のあり方にも工夫と注意がよりいっそう求められるといえるでしょう。
いくら「予告チラシ」を投函して訪問をあらかじめ知らせてあるものの,訪問させていただく住民の方は,「お話し伺い」の内容いっさいについて心の準備をしているわけではなく,まして人前で話す方法についてのスキルを持っていたり,トレーニングを積んだりしているわけではありません。したがって,話されるままにうかがった上で(もちろん適切な反応をすることが重要ですが)改めて集約するというプロセスが必要になります。

具体的な内容を極力その場で正確に理解し受け止めることが必要なことはもちろんですが,まとめ方の工夫によって,それをよりよくさらに伝えることができます。聞き取ったそのままをただたどるのではなく,被災状況,健康状態,現在の生活状況などといったように,内容の種類によって分類したり,被災当時→避難所→仮設住宅→復興住宅とか,幼少期→少年時代…といったように時間順に再配列したりするのが効果的です。

週末ボランティアの「お話し伺い」の中で注意しなければならないことに,プライバシーがあります。詳細を期すあまり,個人が特定されたり、個人の尊厳がないがしろにされたり,その他不特定多数に公表するにあたってふさわしくないことがら,あるいは他の情報やデータと組み合わせることによって,かかる情況になることがらについては,慎重にならねばなりません。

また一般的なものに戻りますが,通常の社会通念,とりわけかかる社会実践のあり方にてらして,不適切な表現・用語についても,厳しい態度で臨まねばなりません。特定の層や集団,組織などにしか通じないものや,通常の社会通念とは異なった意味・用法と異なるものがまさにそれです。

12月27日の訪問活動に先立って参加者に配布された「今週の資料」に掲載された,13日の「お話し伺い」のまとめひとつに,以下のような箇所がありました。

「今は生保。以前は年末、貯金が少したまったが今はほとんど残らない。(神戸市では04年度から市単独の見舞金がなくなった。夏****円、冬****円の合計*****円。その外生保では正規の年末一時扶助1万円?ほどがある。その外老齢加算が全廃になり1万数千円が削減された。高齢者の場合そうとうな生活扶助費の削減である)」

具体的な数字は引用者が省略しましたが,これもプライバシーに関わるからです。一般的な他の情報からも概略をうかがい知ることはできますが,それ以上に踏み込むべきとはいえません。

ここで繰り返し「生保」なる語が出てきます。これは一般的には生命保険のことを指しますが,ここではそうではありません。生活保護のことを指していると考えられます。こういった使い方をするのは,管見の限り,特定の政治集団に特有のものといえます。それがどのような集団であるかについては,以前指摘したことがありますのでここで繰り返しませんが,まさにこれはセクト用語とでもいうほかない代物です。なにがしらの政治的意図を持ってなされたものであるという点でも看過できません。

2009年の神戸・週末ボランティアの活動は,既報の通り,1月10日の集会から始まりますが,1月10日は1835年に福澤諭吉が誕生した日です。福澤の人材育成や啓蒙は「独立自尊」を目指したものであり,その政治姿勢は一貫して「不偏不党」であったといえるでしょう。これは,被災者の中に尊厳を見いだすことが求められ,訪問に先立って「宗教や政党など全く関係の無い民間の」とうたっている私達神戸・週末ボランティアに通じるものです。

新たな年の活動に際して,しっかり想起しておきたいものです。

このようにしてみるだけでもかなり解りやすくなるでしょう。ご参考まで。

・70代女性、1人暮し、中央区で被災。自宅は住めた。この復興住宅へは入居2~3年。生まれは北九州の小倉、35年ほど前に神戸に来た。震災後、ご主人と協議離婚。今は生活保護で暮らす。以前は年末、貯金が少しできたが今はほとんど残らない。うつ病の薬を飲んでおり、記憶がはっきりしない、物忘れがひどくなった。ヘルパーさんに薬を1回ごとに分けて小さなビニール袋に入れてもらっている。書類もケースに入れて保管している。今日が何日か分からなくなるので、カレンダーに毎日斜線を引いて消している。腰が悪く、足が不自由で障害1級、整形外科に通院し、灘区のデイケアサービスにも行っている。この復興住宅にもデイケアがあるが器具がなく、リハビリができない。毎日、ヘルパーに来てもらっているが、これまで1日2時間だったのが1時間半に減り、買い物だけで、料理する時間がないので、いつも出来合いのものばかりだ。栄養も偏る。一人で不安だ。誰とも話していない。12階に一人話ができる人がいるだけだ。今日は話ができてうれしい、と言って若い女性ボランティアの顔を触ったり、拝んだりした。(週末ボランティアのチラシを再度渡し、東條代表の電話番号を赤いボールペンで囲った)帰るとき、ドアの外まで見送られ、何べんも握手をし、別れを惜しんた。1時間ほどの上がりこみ。
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当ボランティアは、2016年7月23日、
仮設・復興住宅訪問通算650回をむかえました!

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神戸・週末ボランティア 新生は、復興住宅への訪問活動を行い、阪神淡路大震災で被災された方からの「お話し伺い」(傾聴ボランティア)をしています。

詳細は随時紹介します。

☆新聞で紹介されています☆

産経新聞 神戸版 2014.3.23
「復興住宅訪問600回へ 神戸のボランティア団体 HPで問題共有
「時間重ねて見える問題も」「復興住宅訪問600回へ 神戸のボランティア団体

神戸新聞 神戸版 2014.3.23
住民の悩み聞き続け 神戸・週末ボランティア 新生 「将来の一助に」 復興住宅訪問、仲間募る

毎日新聞 神戸版 2014.3.23
「神戸・週末ボランティア新生」、被災者訪問30回目/兵庫

産経新聞 神戸版 2010.11.28
若者にも被災者支援の輪 神戸市民グループ「週末ボランティア」

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