第481(新生第39)回訪問活動
新生週末ボランティア第39回目となった3月14日の訪問活動は,常連となった参加者に初参加者の女性を含めて,桜の開花予想日の早まるかと思われるような,暖かな好天の中で行われました。今回は,これまでの度重なる長時間移動の疲れが蓄積したことによるものか,若干体調が思わしくない中での訪問となったのが残念です。
HAT神戸・脇の浜住宅の中でも北側の棟で,廊下からは眼下に引き込み線跡が見え,その先には国道2号線と高架になった阪神高速5号神戸線が東西に走り,その先には,少なからざる住民の方が震災前に住んでいた地域が,六甲山系の麓にのびていくのが見えます。
そうした景色を背にして,訪問先のお宅のインターホンを鳴らし「こんにちは。週末ボランティアです。」と呼びかけて出てこられるのを待ちます。その間,高層階になればなるほど中の物音が,国道と高速を走る車の音で聞き取りにくくなる中,注意しながら,耳をそばだてて待ちます。
そうしてようやっと訪問先住民の方が出てくられるとお話し伺いになります。もっとも風が強く,訪問時刻が遅くなって陽が傾いてくると寒くなってきて,お身体をおもんばかってお話し伺いを切り上げることもありました。そうしたひとつを簡単に紹介しておきます。
・50代女性,一人暮らし。中央区で全壊。近くの会社に避難し,1フロアにいた高齢者が多い100人ほどを世話する責任者になった。すべての避難者の行き先が決まってから,最後に出て,りんくうタウン(大阪府泉佐野市,関西国際空港近く)の仮設住宅へ。この復興住宅は竣工が遅かったため,ポートアイランドの仮設住宅で1年間待ってから入居。4人の子どももここから独立していった。腎臓を患っているが,薬と食事療法で,透析にいたらないようにしている。また毎朝,歩いていくのはしんどいので,自転車で教会に行く。これを日課にして,規則正しい生活と運動を心がけていると,顔色も良く,明るく前向きに話された。
そうした景色を背にして,訪問先のお宅のインターホンを鳴らし「こんにちは。週末ボランティアです。」と呼びかけて出てこられるのを待ちます。その間,高層階になればなるほど中の物音が,国道と高速を走る車の音で聞き取りにくくなる中,注意しながら,耳をそばだてて待ちます。
そうしてようやっと訪問先住民の方が出てくられるとお話し伺いになります。もっとも風が強く,訪問時刻が遅くなって陽が傾いてくると寒くなってきて,お身体をおもんばかってお話し伺いを切り上げることもありました。そうしたひとつを簡単に紹介しておきます。
・50代女性,一人暮らし。中央区で全壊。近くの会社に避難し,1フロアにいた高齢者が多い100人ほどを世話する責任者になった。すべての避難者の行き先が決まってから,最後に出て,りんくうタウン(大阪府泉佐野市,関西国際空港近く)の仮設住宅へ。この復興住宅は竣工が遅かったため,ポートアイランドの仮設住宅で1年間待ってから入居。4人の子どももここから独立していった。腎臓を患っているが,薬と食事療法で,透析にいたらないようにしている。また毎朝,歩いていくのはしんどいので,自転車で教会に行く。これを日課にして,規則正しい生活と運動を心がけていると,顔色も良く,明るく前向きに話された。
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