第88(新生213)回訪問活動 (2016/12/11) レポート 〈山間から試される,仮設・復興住宅訪問通算655回〉

彩り残る名谷付近毎度This is 神戸・週末ボランティアをご覧くださいましてありがとうございます。
 
例年よりやや遅くなりましたが,神戸・週末ボランティア 新生では,今2016年最後の復興住宅訪問活動を,させていただきました。

テーマは,引き続き「埋もれさせない! 「息の長い支援」は神戸の山間から」としました。

神戸市営名谷駅東住宅12月は,例年早めに訪問活動を終えて,「1.17」への,また,1月に「希望の灯り」とともに伺うための準備をさせていただいています。

この日伺ったのは,須磨区北部の神戸市営名谷駅東住宅でした。桜が咲き始めようとする3月下旬からお訪ねしてきましたが,仮設・復興住宅訪問通算650回となりました,7月を最後に,しばらく「お話し伺い」をお休みさせていただきました。そのため,以来、5か月ぶりとなりました。

猛暑の7月とは違い,冬至も近い時期となってから伺いましたが,まだ,木々の彩りが残り,市街地よりは早いとはいえ,寒さもまだそれほどではありませんでした。

訪問活動当日は,好天に恵まれ,貴重なお話しを伺うことができました。ありがとうございました。

2016121011予告ビラ20161209「神戸新聞」 神戸・週末ボランティア 新生 復興住宅訪問活動のご案内 埋もれさせない! 「息の長い支援」は神戸の山間から準備に先だって,同9日の「神戸新聞」紙面で,10日・11日分あわせて,ご紹介いただきました。

今回も,予定時間を過ぎてからの訪問となったところがありました。申し訳ありません。

この住宅は,市街地中心部から隔てられた,郊外の山中としては,交通の便などはまだ比較的ましと思われる面もありますが,震災に遭うまで,長く慣れ親しみ,生活の基盤を置いてきた地から切り離され,戻ることもかなわないまま,歳月を経てきた中で,問題を深化させてきたといえるところです。

神戸市営名谷駅東住宅,訪問活動を終えて当ボランティア続けてきた,方法としての「お話し伺い」が,地域や人々の心の風通しをよくすることに,どれだけお役に立てるか,まさに厳しく問われ試されているものであることを,前日(12月10日)に,垂水区で行った訪問活動に続いて,考えさせられるものがありました。

ここから顧みて,教訓を活かしていきたいと思います。

ご協力いただいた皆さんをはじめ,(Yahoo! JAPAN 登録純正サイトThis is 神戸・週末ボランティアや,MixiコミュニティMixiページFacebookページGoogle+LINE@Twitter - welove_kobe)を通じて,ご縁をいただきました皆様に改めて,感謝いたします。


この日伺ったところの概略です。

・70代女性。明石市で一部損壊。この復興住宅に入居して7年。家の中がぐちゃぐちゃになって,壁にひびが入ったりしたので一部損壊ということになった。水が止まったりして,被災後しばらく困った。ここには一般募集で入居した。近所づきあいはほとんどなく,ここに入った時,隣近所の人にあいさつしようとしたが会えなかったりした。それ以来,毎年,知らない人が増えてくる。最初の頃はお声がけをしてくれている人がいたが,あまり会うことはなかった。最近は,月に一度,市から委託を受けた,この住宅の指定管理者と思われる人の「お伺い」はあるが,出かけていて会えないことが多い。元気はつらつで一人で何でもやってきたが,2~3年前から,身体が弱ってきた。声だけだと元気と思われるが…。身体の調子がよかったら買い物に行ったりするが,そうしているうちにまた痛みが走ってきたりする。手もしびれたり痛くなったりで,字を書くのもたいへん。店の人の声をかけてもらうとうれしい。誘いにくるものといえば宗教とかぐらい。民生委員さんも忙しいみたい。具合が悪くなってすぐ救急車を呼ぶのもはばかられるので,福祉タクシーや移動補助を利用するようにしている。それでも住宅近くの坂がたいへんなのには違いないし,それなりに費用もかかる。(東日本大震災に続いて今2016年は熊本地震もあって)こう地震が続くとたいへん…。初めのうちはちゃんと(防災用品などを)用意して,避難する時の心構えもちゃんとしていたつもりでいたが,最近は何もしていない。それより,身体が痛い時に,薬を貼ったり飲んだりする方が大事になってきた。今日はたまたま家にいた。ヘルパーは頼まず,身の回りのことは全部自分でしている。<玄関内でお話し伺い>

・80代夫婦2人暮らし。長田区で全壊。この復興住宅に入居して18年。この住宅では,最近,友愛訪問活動も行われなくなり,市からもとくに何もしてくれない。10年以上前にボランティアの訪問活動がきたのを覚えている。その時は若い女性2人だった。地震のときは,夜明け前から仕事に向かって出ていたが,揺れを感じて引き返し,家に帰ってきたらこわれていた。隣の家がのしかかってきた状態で,(修理費用もたいへんで土地も)二束三文で売却した。この復興住宅にはできた当初から入居しているが,近所づきあいはほとんどない。新しい人が入ってくればつきあいもできるかと思ったら,そうでもない。震災前に住んでいた一戸建てのときは,つきあいがあった。ここでは病人も多いようだ。自身もよく入院や通院をするが,長田区内の病院が送迎してくれるので助かっている。娘が近くにいて助かっている。休みのときには孫も遊びに来る。毎日買い物に行く。押し車のカートを利用して,いい運動にもなっている。<玄関内でお話し伺い。はじめ奥さんが出てこられ,続いて御主人も出てこられた>

・80代女性。兵庫区で全壊。天井が落ちてきて,隣の家も倒れかかってきたようで傾いたが,何とか少しずつ繰り返し隙間をつくって玄関にたどり着き,外に出ることができた。西区の仮設住宅で過ごした後,この復興住宅に入居して17~8年。こういうところ(鉄筋コンクリートの高層住宅)に入ったことがないので,小さな汚い文化住宅でもいいから戻りたいと思った。近くに相談できる人はいないし,近所とうまくやっていくのもたいへん。ボランティアの訪問を受けた記憶はないが,お世話になっている訪問看護師に,ここに居られるだけ居た方がいいと言われた。食事は,できあいのものを食べるのがいやで,自分で作っている。疲れや病気のため,ふらついたりすることもあるが…。身体もあちこち悪くなってきて,いろいろな病院にかかるようになった。どこの病院に行っても,そこですべて診てもらえることはないのがたいへん。ぜいたくと思われることもあるが,植木や花を作るのが好き。<玄関内でお話し伺い。ボランティアの趣旨を説明>

・60~70代男性。何のボランティア? うちの階のときはよろしく。<買い物から帰ってこられたところにお声がけ。ボランティアの趣旨を説明>

・70代男性。須磨区で被災。自宅は倒壊後に焼失した。困っていることはとくになし。<自身でシート記入>

・70代女性。とくに困っていることはない。<予定時間より遅くなって訪問。ボランティアの趣旨を説明>

・50~60代男性。こんにちは。おつかれさまです。<住宅近くを通りがかったところにお声がけ>

・70代女性。お客さんがきてるので…忙しい。チラシは読んだ。<インターホン越しに応答>

・70~80代男性。病気なので,今,出られない。<インターホン越しに応答>

・60代男性。ごくろうさまです。<買い物に出掛けるところにお声がけ>

・70代女性。こんにちは。おつかれさまです。<住宅前でお声がけ>

・80代。<自身でシート記入>
関連記事
スポンサーサイト

テーマ : 神戸
ジャンル : 地域情報

tag : 阪神淡路大震災 ボランティア 神戸 須磨 垂水 支援 訪問 心のケア 復興住宅 借り上げ復興住宅

コメントの投稿

Secre

プロフィール

神戸・週末ボランティア 新生

Author:神戸・週末ボランティア 新生
 
We love KOBE Weekend Volunteer

神戸・週末ボランティア 新生の純正ブログです。

神戸・週末ボランティア 新生は、宗教や政党などまったく関係のない民間のボランティアです。寄付や署名の要請、投票依頼、販売行為などはいっさいしませんので、ご安心下さい。

お問い合わせ、ご相談、参加申込などの
メールはこちらからどうぞ。

メールお待ちしています。


当ボランティアは、2016年7月23日、
仮設・復興住宅訪問通算650回をむかえました!

ご案内とお誘い
 
1回だけでも、初めてでも、お気軽に

神戸・週末ボランティア 新生は、復興住宅への訪問活動を行い、阪神淡路大震災で被災された方からの「お話し伺い」(傾聴ボランティア)をしています。

詳細は随時紹介します。

☆新聞で紹介されています☆

産経新聞 神戸版 2014.3.23
「復興住宅訪問600回へ 神戸のボランティア団体 HPで問題共有
「時間重ねて見える問題も」「復興住宅訪問600回へ 神戸のボランティア団体

神戸新聞 神戸版 2014.3.23
住民の悩み聞き続け 神戸・週末ボランティア 新生 「将来の一助に」 復興住宅訪問、仲間募る

毎日新聞 神戸版 2014.3.23
「神戸・週末ボランティア新生」、被災者訪問30回目/兵庫

産経新聞 神戸版 2010.11.28
若者にも被災者支援の輪 神戸市民グループ「週末ボランティア」

当ボランティアは、2014年3月30日、
仮設・復興住宅訪問通算600回をむかえました!

This is 神戸・週末ボランティアYahoo! JAPANカテゴリ登録
されています。

Twitter - welove_kobe
MixiコミュニティMixiページ
掲示板FacebookページGoogle+Instagram
もよろしく!

おことわり
類似名称を用いているものにつきまして、2013年以降、神戸・週末ボランティアに(代表:東條健司)などの追記をしたものは、1995年に活動を始めた「神戸・週末ボランティア」及び当〈新生〉とは関係ありません。



カテゴリ
Twitter
Facebook
最新記事
月別アーカイブ
リンク
検索フォーム
QRコード
QR