第72(新生197)回訪問活動 (2016/03/12) レポート 〈イカナゴのシーズンに,仮設・復興住宅訪問通算639回〉

神戸市営住宅・ベルデ名谷毎度This is 神戸・週末ボランティアをご覧くださいましてありがとうございます。
 

阪神淡路大震災から21年が,東日本大震災からも5年が過ぎました。神戸・週末ボランティア 新生では,復興住宅への訪問活動を,させていただきました。

今季は,「「3.11」から5年 「息の長い支援」は神戸の山間から」というテーマを掲げました。

前日遅くなってから,訪問の告知などの準備をさせていただいたため,急なお願いとなった中で,伺うことになりました。案の定,ドアポストに「予告ビラ」が残ったままのお宅も少なくなかったのですが,貴重なお話しを伺うことができましたことに,深く感謝いたします。

垂水東口・いかなごのモニュメント例年、2月の終わりから3月の初めにかけて,播磨灘と大阪湾での,イカナゴのシンコ漁の解禁日が設定されます。このところ2月終わり頃が多かったのですが,今2016年は,3月に入ってからの,今世紀になってからはもっとも遅い解禁日となりました。

当ボランティアでは,これまで何度も伺ってきたベルデ名谷など,垂水区内の復興住宅への訪問の際には,JR・山陽電車の垂水駅前を集合場所にしています。集合場所の広場には,イカナゴのモニュメントがあり,それを目印にさせていただいています。

駅前の商店街や市場では,この日水揚げされたイカナゴを買い求める人の,長い行列ができていました。

もともと,神戸・垂水や播州地方では,稚魚のうちに水揚げしたイカナゴを,みりんや醤油、砂糖などで,飴色に煮込んで,釘煮にしていました。阪神淡路大震災後,支援のお礼にと,全国各地に送ることが,いっそう広まったともいわれています。

2016031213予告ビラドアポストに残された予告ビラちなみに,イカナゴはコウナゴ(小女子)とも呼ばれますが,東へ,北へと,地域が変われば,それだけ成魚になったものを水揚げすることになります。東日本大震災の被災地でもある東北地方では,シラスのようにしていただいているようです。

そうした,同じ垂水区にある復興住宅ですが,被災されて,あるいはその他の事情で,入居された方の多くは,神戸市内の他の地域から,やはりそれまで住み慣れた地と離れた仮設住宅を経て,来られたので,こうした地元出身の方はむしろ少数で,地元ならではのカルチャーやライフスタイルとも,縁が深いというわけではありません。

そうした中で,年月を経ることの意味を,深く考えさせられるものがありました。


この日伺ったところの概略です。

・90代女性。一人暮らし。長田区で全壊。住んでいた文化住宅は倒壊した。知人がやっている文化住宅に入居し,仮設住宅には入らなかった。この復興住宅に入居して16年。市に申し込んだら,すぐに鍵を開けてくれて,入ることができた。不便なところへ来たものだなぁ…。(仮設住宅入居者が優先される中で)補欠ではなかった。一緒に入った人も,同じように年を取って,歩けなくなって,近所づきあいもたいへんに。最近はみなうちに引っ込んでいる。同じひとつの屋根の下にいたのだから,(亡くなる方がいると)わびしい。最期はちゃんと送ってあげたい。苦しんで死ぬよりは,早くても楽にとも。(ボランティアの訪問活動を)続けてきてくれたことは安心だが,「がんばろう」と言ってもらいたくない。ここに来た最初の頃は,いろいろな人が来て、よくしてくれたが,この4~5年は,することがなく,来る人もなくなった。同窓会の仲間の友人が4~5人いたが,2~3人に。昨年10月に,市から訪問調査の人が来た。身体の調子が悪い時に不安になる。今困っているのは買い物。息子と娘がいて,どちらもよくしてくれて,いつでも来るようにと言ってくれるが…。テレビと新聞だけの知識だが,しっかりしているつもり。東日本大震災や常総水害のニュースをみると,かわいそう。明日は集会所でふれあい喫茶が行われるので,モーニングをいただいてくるつもり。週明けには通院…。住宅近くのコンビニがなくなって,古着屋になったが,百均かミニスーパーになってくれた方がよかった。マクドナルドのあとがミニスーパーになってくれれば…。介護保険で週1回、送迎つきでヨガ体操に行っている。10年ぐらい前からしていたが,ここでは高齢者向けにいろいろメニューがある。週1回,ヘルパーに来てもらって,掃除を頼んでいる。<玄関内でお話し伺い>

・80代女性。長田区で半壊。ケガなどはしなかった。避難しようとしたら,2階から下りる階段が落ちていた。近くの小学校に避難し,さらに船で避難。迎えに来てくれた娘の許へ身を寄せた。夫が震災前年の秋に手術をしたあとで,術後の体調がたいへんだったこともあり,仮設住宅には行かず。この復興住宅に入居して16年。ここは便利悪いところで,つくづく身にしみる。以前は住宅の下の出たところにコンビニがあって,まだ便利だったが…。16年も経てば,どこも変わってくる。人間関係も大きく変わってきた。後から入居してきた方の方も多くなったみたい。どこの人も,お歳をとって,亡くなっていく。グランドゴルフ,手芸など,いろいろ趣味が多い。夫は,この復興住宅にてから倒れ,車イス生活に。亡くなるまでいろいろ病気や手術をした。今は姉の介護がたいへん。震災に遭った時は,まだ若かったので,何とかなったが…。<玄関前でお話し伺い>

・90代女性。一人暮らし。須磨区で全壊。住んでいた家はペシャンコになった。避難所になっていた学校に行ったら,いっぱいだった。垂水区の仮設住宅に。避難所を経て,仮設住宅に入って,人間が変わったように思う。震災をきっかけに,それまで関わらなかった人とも関わるようになったので。この復興住宅に入居して16年。ここは山が近いと思って選んだ。ほんとうは歩くのもしんどいほど,身体が悪いが,身の回りのことは自分でするようにしている。ヘルパーには買い物だけを頼んでいる。ヘルパーも70歳になるので,たいへんそうで気の毒に…。<玄関前でお話し伺い>

・90代女性。長田区で被災。この復興住宅に入居して16年。西区の仮設住宅で4年過ごしたが,同じ仮設住宅から来た人もいる。被災した頃、あの時は若かったと思う。今の東北の人たちの方が気の毒。この1月末に入院して,この間退院したばかり。1月前まで元気だった。腕や腰などが痛い。歩行器をかりて使っている。<玄関前でお話し伺い>

・80代女性。兵庫区で全壊。「主人が昨年死亡致し,今は一人で頑張っております。年よりですが,体がじょうぶですから,今の所,何も心配いりません。ありがとうございます。そっとして下さいます様,宜しく御願いいたします。」<自身でシート記入>

・80代女性。この復興住宅に入居して16年。(被災はしたが)仮設住宅には入っていない。困っていることはないが,身体は…。<玄関前でお話し伺い。ボランティアの趣旨を説明>

・70~80代女性。ごくろうさまです。<エレベーター前で「こんにちは。ボランティアの者です。」とお声がけ。>

・70~80代男性。「うん…。」<住宅階下のエレベーター・階段付近でお会いしたところにお声がけ>
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tag : 阪神淡路大震災 ボランティア 神戸 支援 訪問 傾聴 復興住宅 垂水 東日本大震災 イカナゴ

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メールお待ちしています。


当ボランティアは、2016年7月23日、
仮設・復興住宅訪問通算650回をむかえました!

ご案内とお誘い
 
1回だけでも、初めてでも、お気軽に

神戸・週末ボランティア 新生は、復興住宅への訪問活動を行い、阪神淡路大震災で被災された方からの「お話し伺い」(傾聴ボランティア)をしています。

詳細は随時紹介します。

☆新聞で紹介されています☆

産経新聞 神戸版 2014.3.23
「復興住宅訪問600回へ 神戸のボランティア団体 HPで問題共有
「時間重ねて見える問題も」「復興住宅訪問600回へ 神戸のボランティア団体

神戸新聞 神戸版 2014.3.23
住民の悩み聞き続け 神戸・週末ボランティア 新生 「将来の一助に」 復興住宅訪問、仲間募る

毎日新聞 神戸版 2014.3.23
「神戸・週末ボランティア新生」、被災者訪問30回目/兵庫

産経新聞 神戸版 2010.11.28
若者にも被災者支援の輪 神戸市民グループ「週末ボランティア」

当ボランティアは、2014年3月30日、
仮設・復興住宅訪問通算600回をむかえました!

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