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第63(新生188)回訪問活動 (2015/09/06) レポート 〈究極の「防災力」とは?,おかげさまで支援活動通算650回〉

ベルデ名谷20150906雨の中毎度This is 神戸・週末ボランティアをご覧くださいましてありがとうございます。神戸・週末ボランティア 新生では,引き続いての取り組みをさせていただいています。
 
ベルデ名谷20150906雨の中の訪問まだまだやります。「息の長い支援」は神戸から」のテーマのもと,猛暑が収まってから,3ヶ月近くぶりに,再開させていただいた復興住宅訪問活動ですが,この日は,前日(9月5日)分とあわせて,前々日(9月4日)に,訪問予定のお宅への「予告ビラ」を投函させていただきました。

場所は,垂水区のベルデ名谷です。前日までと違ってこの日は天気も崩れ,この時期としては冷たい雨が,時折強く降る中での訪問活動になりました。

新たな活動主体のもとリフレッシュスタートした2013年の,ほぼ同じ時期からお伺いしていますが,回を重ねるにしたがって,高層階への訪問が多くなっています。じっくりとお話しを聴かせていただこうと,最近は,毎回の訪問戸数を抑え気味にしています。

ベルデ名谷2015090506予告ビラ午後2時から5時の間に順次伺いますと予告していますが,遅い時間帯までお待たせすることも心苦しいので,なるべく早くとは思っているのですが…。

今回もまた,貴重なお話し伺いの機会となりましたことに感謝いたしますとともに,予定時間を過ぎての訪問となりましたことに,お詫びと反省をしたいと思います。

例年,9月1日の「防災の日」を含む1週間を「防災週間」として,防災訓練や行事が行われることが多くなっていますが,今2015年の「防災週間」は,8月30日(日)から9月5日(土)までとなっていて,今回はそれを過ぎての訪問活動となりました。

ベルデ名谷20150906訪問を終えて「防災の日」は,1923(大正12)年,日本近代史上最大の都市型災害ともなった,関東大震災が発生した日に因んだもので,目下のところ,現代の日本では最大の都市型災害である,阪神淡路大震災の被災地にあり続け,被災者に寄り添い続けようとする者として,今なお教訓とすべきことはたくさんあります。

防災はもとより,避難,救助,支援などについての,方法,方向性,あるべき姿などは,その後の社会情勢や環境といった要因から,変化して,今日に至っています。それらはいずれも,災害への備えや被災時・被災後における,具体的行動や,救助・救護,物質的支援のニーズについてです。

「防災力」といわれるもののほとんども,そうした次元のものです。しかしながら,そうしたものだけでなり立つものではありません。それらに先だって,根底にあり,基礎となるものがあります。

繰り返すまでもなく,避難すること,救助されること,支援を受けることなどは,いずれも権利というべきですが,そのためにも,先だって,知ることが重要であり,これまた権利といわねばなりません。

災害時には,物質的なライフラインとともに,情報も遮断されるのみならず,不正確な,誤った,さらには,被災者・支援者にとって有害無益な,情報も流れます。その出所や経路を確認したとしても,必ずしも的確な判断にはなりません。

判断は,時には即座に求められることもあれば,熟慮したからといって必ずしも最善のものに至るとは限りません。訓練やトレーニングで,ある程度スキルアップできるところもありますが,それには限りがあります。

判断や思考を根底的に支えるのは,感覚や感性ではなく,理性です。その理性の力やはたらきを高めることが,本質的に求められるといわねばなりません。

どのようなことが求められるかわからないにしても,可能であろうことは何でも取り組んでおこうという姿勢の人文科学的な知,あるいは教養といわれるものの蓄積によって,それは支えられます。直接機能し役立つことはほとんどありませんが…。

浅薄な言い方をすれば,「お話し伺い」~傾聴を通じて,話し手の言語コミュニケーション力が高まる機会になることはもちろん,聞き手においてもまた然りでしょう。

これを単なるスキルや情報コミュニケーションといった次元にとどめてしまうのであれば,その意義も,本質的次元には至らないままになってしまいます。

その時々には実感がなかったり,理解できなかったとしても,後々ににふり返ってみたとき,理性のはたらきに何らかの寄与ができたならば,それにまさる意義はありません。

本質的・根源的に求められるべきは,理性の力にほかならず,それがすなわち,究極の「防災力」になるとの,確信をよりいっそう深めております。


蛇足ながら付け加えますと,今回は,仮設・復興住宅訪問通算630回にあたりますが,同時に,「週末ボランティア」(旧)の前身となるグループが,避難所での取り組みを始めて以来,650回目の支援活動でもありました。もちろん当時の記録に残されていない取り組みもあったでしょうから,実際はそれ以上でしょう。

阪神淡路大震災の被災地・神戸で被災者支援に取り組む者として,仮設住宅復興住宅においては,市街地・被災場所から遠く離れた郊外で不便・難儀されている被災者のお役に立とうというのが,活動の原点でした。またこれとあわせて,物質的な支援と切り離し,もっぱら「聴く」ことを基本にすえるスタイルを原則としました。

取り組みを通じて,こうした原点・原則を,どれだけ尊重し,活かしてきたか,常に自らを省みて,検証しなければならないでしょう。そうした姿勢を持ち続ける者こそが,真に継続・継承しているといえるでしょう。


ご協力いただいた皆さんをはじめ,Yahoo! JAPAN 登録純正サイトThis is 神戸・週末ボランティアや,MixiコミュニティMixiページFacebookページTwitter - welove_kobeを通じて,ご縁を戴きました皆様に改めて感謝いたします。


この日伺ったところの概略です。

・40代男性。長田区で全壊。生まれも育ちも長田で,新開地や三宮へ出るのも便利なところだった。垂水区の仮設住宅を経て,この復興住宅に入居して16年。ここの生活にはもう慣れた。気にしないようにと心がけてはいるが,物音が気になる。寝るときには音楽を聴きながら寝る。ドアを開ければ,蚊・ハエなどの虫が入ってくる。網戸をしてもダメ。ムカデも入ってくるので,粉の薬を撒いている。身体はあちこち悪く,しょっちゅう病院通い。通院のタクシー代がたいへん。補助などは出ないし,バスでは行きにくい。隣近所の人とはあいさつするが,別の階の人は,顔も名前も知らないし,姿を見かけることも少ない。何かあったら,この棟の会長さんに言うか,管理会社に言う。最近は住宅で若い人や子どもの姿を目にすることが多くなった。食料品や日用品など,住宅から少し離れたスーパーまで行かなければならないので不便。住宅近くのコンビニがなくなって不便。同じ場所がリサイクルショップになっても関係ないし…。通販とかもあるが,面倒くさいので,あまり利用しない。以前,もっと元気な頃には,三宮までよく行った。単車に乗っている頃は,長田までよく行った。将来が不安…。<玄関前でお話し伺い>

・90代男性。東灘区で全壊。家はペシャンコになってしまったが,焼けなかったので,取り出すことができた。近くの学校に避難した後,六甲アイランドの仮設住宅へ。「あんなところに居ろなんて…。」気を遣いすぎたのか,胃ガンになって入院。退院後にこの復興住宅に来た。妻は,引越ボランティアの助けも借りながら,できてすぐに,先に,この住宅に来ていた。この復興住宅に入居して16年。15歳で神戸に出てきて,製鋼所に勤め,戦中には一時従軍。新兵としてビンタを食らった。神戸空襲なども体験し,20歳で終戦に。終戦といってもほんとうは敗戦,天国と地獄ほど違う。戦後は鉄鋼の仕事がなくなり,大工に。子どもたちを育て上げ,職務永年精励で表彰。相楽園で行われた授賞式に娘とともに出席,市長から直接表彰状を受け取った。<お部屋に上げていただいてお話し伺い>

・50~60代女性。尼崎市で被災。全壊したわけではなかったが,裏の家が倒れてきて,住めなくなった。家財が多く,持って行けなかったので,仮設住宅への入居はあきらめた。県外に避難しながら,復興住宅を申込み続けた。この復興住宅に入居して17年。膝が痛いので,住宅から少し離れたシーパーへ買い物に行くことができないので,タクシーで名谷まで行く。バス停がもっと近くにあれば便利なのに。この住宅内で仕事をしているが,きつい坂はなるべく避けていく。

・80代夫婦。この復興住宅に入居して17年。ここができてすぐに入った。<ドアを開けて応答。予定時間を過ぎての訪問>

・40~50代女性。「とくに何もないです。ご苦労様です。」<インターホン越しに応答。予定時間を過ぎての訪問>

・60~70代男性。「どういった御用ですか? けっこうです。」<インターホン越しに応答>

・30~40代女性。「時間がないのでけっこうです。」<インターホン越しに応答>

・80代女性。「何ですか? いいです…。」<インターホン越しに応答>
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テーマ : 神戸
ジャンル : 地域情報

tag : 阪神淡路大震災 ボランティア 神戸 支援 訪問 傾聴 復興住宅 垂水 防災力 防災週間

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メールはこちらからどうぞ。

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当ボランティアは、2016年7月23日、
仮設・復興住宅訪問通算650回をむかえました!

ご案内とお誘い
 
1回だけでも、初めてでも、お気軽に

神戸・週末ボランティア 新生は、復興住宅への訪問活動を行い、阪神淡路大震災で被災された方からの「お話し伺い」(傾聴ボランティア)をしています。

詳細は随時紹介します。

☆新聞で紹介されています☆

産経新聞 神戸版 2014.3.23
「復興住宅訪問600回へ 神戸のボランティア団体 HPで問題共有
「時間重ねて見える問題も」「復興住宅訪問600回へ 神戸のボランティア団体

神戸新聞 神戸版 2014.3.23
住民の悩み聞き続け 神戸・週末ボランティア 新生 「将来の一助に」 復興住宅訪問、仲間募る

毎日新聞 神戸版 2014.3.23
「神戸・週末ボランティア新生」、被災者訪問30回目/兵庫

産経新聞 神戸版 2010.11.28
若者にも被災者支援の輪 神戸市民グループ「週末ボランティア」

当ボランティアは、2014年3月30日、
仮設・復興住宅訪問通算600回をむかえました!

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おことわり
類似名称を用いているものにつきまして、2013年以降、神戸・週末ボランティアに(代表:東條健司)などの追記をしたものは、1995年に活動を始めた「神戸・週末ボランティア」及び当〈新生〉とは関係ありません。



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