傾聴セミナー「災害とこころのケア」 (2014/12/11)レポート

西宮市民会館・アミティホール毎度「役立ちと学びのネットワークThis is 神戸・週末ボランティア」をご覧くださいまして,まことにありがとうございます。

神戸・週末ボランティア 新生2014年のスケジュールは12月上旬のうちにひとまず終えましたが,その後にもうひとつ,12月11日,西宮市民会館・アミティホールで行われた,傾聴セミナー「災害とこころのケア」(主催:阪神NPO連絡協議会,共催:近畿ろうきん地域共生推進室)に参加させていただきました。
 
このセミナーは,「こころのケア活動をしている、あるいは傾聴に関心のある方」を対象に「こころの減災を考える」とのテーマのもと,「傾聴活動をされている方(団体)のネットワークをつくりませんか?」ということで,

阪神・淡路大震災から20年が経とうとしています。「発災後、少し生活が落ち着きだすと、つぎは、なにやら心がザワザワして、誰かに話を聞いてほしいと感じました。でも、身近な人は誰も忙しくて、自分のそんな気持ちを話せる雰囲気や場もありません。そうしているうちに何だか体調が崩れだして…」そんな話を、あの頃よく聞きました。
人は人によってしか、支える事ができません。必要以上に長く苦しまないために、“聴く”活動を続けてきた方々と参加者で、これまでの課題&これからの支え方を考えます。



という趣旨でおこなわれました。

≪“聴く”活動の紹介と、共に考えてくださる方々≫
◆傾聴ネットワーク まど     粟野真造さん(“聴く人づくり”をしています)
◆NPO法人神戸よろず相談室   牧 秀一さん(震災高齢者・障害者を支えて19年)
◆神戸・週末ボランティア新生  原 英樹さん(復興住宅訪問で息の長い支援を継続)
◆NPO法人ゲートキーパー支援センター  竹内志津香さん(自殺予防のための門番役を育成)



ということで,当ボランティア主宰者もパネラーの一人として,これまでの活動の概略を,少しお話しさせていただきました。機会を戴きましたことに感謝いたします。

阪神NPO連絡協議会傾聴セミナー「震災と心のケア」パネラーを務められたのはいずれも,主に阪神間で傾聴など心のケアに関する活動をされてきた方(団体)で,参加されていた方は,師走の平日の午前中という時季にもよるでしょうが,私から見れば人生の先輩といっていい方々でした。

個を尊重する市民社会が早くから成熟していた阪神間という地域に根ざしてこられた方々らしく,それぞれに質の高い取り組みをされておられ,それをお伺いするだけでも,学ぶところが多く、励みになるものでした。

そうした方々とつながっていくためには,少しでも近い都市部での経験を積んでいくことをはじめ,いくつもの課題があることを認識させられるものでした。また,当ボランティアでお話し伺いをさせていただいている,復興住宅の住民の方は,自立生活を続けているのですから,お伺いできること,すべきことは,まだまだあり,深め,広げていく可能性はまだまだあり,限られた機会の中で,それに接し活かしていくことの大切さを,改めて認識させられるものでした。

「傾聴」を標榜する活動は玉石混淆です。旧グループでも「傾聴」をキャッチコピー的に掲げていましたが,これはせいぜいのところ,聴く姿勢を求めるものに過ぎず,そのあるべき方法・姿勢には,およそほど遠いものでした。それを教訓にリフレッシュし・スタートした当ボランティアも,やっとよちよち歩きができるぐらいといったところでしょう。

傾聴セミナー「災害とこころのケア」しかしながら,本セミナーで説かれているところは,まさに,ホンモノの,ホンモノならではのものばかりでした。彼我の懸隔を思えば,カルチャー・ショックといっていいほどのものもありました。

「傾聴」ということに関して言うなら,高齢者施設など特定の場所で,入所者など限られた特定の人を対象にしたり,仮設住宅から復興住宅と,場所や生活状況は変わっても,特定の人との関係継続の中で行ったりといった形態で,限られた中でより深い関係構築をはかりながら続けてこられたところからすれば,当ボランティアのように,訪問活動を通じて,常に新たな関係構築をはかっていく活動形態に対しては,行政の調査みたいな浅薄なものとの印象はもとより,二度と来ないのはお年寄りには殺生との見方もあるでしょう。

当ボランティアの参加者は,主に播州地域から広範に来てくれています。そのほとんどすべては20代~40代の若い世代です。

同じところに繰り返し続けてお伺いする時間と資金はありません。人生経験もありません。

しかしながら,そういったメンバーやグループがお伺いすることによって,「風通し」をよくすることが出来ます。

心の風通しをよくすることが,当ボランティアに出来る何よりもの「心のケア」になるでしょう。「心のケア」のあるべき姿や求められる方法がいかに変わろうと,これが出発点として大切であることに変わりはないでしょう。

これからも,「宗教や政党などまったく関係のない民間のボランティア」としての原則を堅持し,アマチュアリズムと在野精神を基本にすえていきたいと思います。

そうしたところから,「震災ボランティア,二十歳(ハタチ)の原点」を確認し,阪神淡路大震災20年の年に臨みたいと思います。
関連記事
スポンサーサイト

テーマ : ボランティア活動
ジャンル : 福祉・ボランティア

tag : 阪神淡路大震災 神戸 西宮 傾聴 ボランティア 訪問 支援

コメントの投稿

Secre

プロフィール

神戸・週末ボランティア 新生

Author:神戸・週末ボランティア 新生
 
We love KOBE Weekend Volunteer

神戸・週末ボランティア 新生の純正ブログです。

神戸・週末ボランティア 新生は、宗教や政党などまったく関係のない民間のボランティアです。寄付や署名の要請、投票依頼、販売行為などはいっさいしませんので、ご安心下さい。

お問い合わせ、ご相談、参加申込などの
メールはこちらからどうぞ。

メールお待ちしています。


当ボランティアは、2016年7月23日、
仮設・復興住宅訪問通算650回をむかえました!

ご案内とお誘い
 
1回だけでも、初めてでも、お気軽に

神戸・週末ボランティア 新生は、復興住宅への訪問活動を行い、阪神淡路大震災で被災された方からの「お話し伺い」(傾聴ボランティア)をしています。

詳細は随時紹介します。

☆新聞で紹介されています☆

産経新聞 神戸版 2014.3.23
「復興住宅訪問600回へ 神戸のボランティア団体 HPで問題共有
「時間重ねて見える問題も」「復興住宅訪問600回へ 神戸のボランティア団体

神戸新聞 神戸版 2014.3.23
住民の悩み聞き続け 神戸・週末ボランティア 新生 「将来の一助に」 復興住宅訪問、仲間募る

毎日新聞 神戸版 2014.3.23
「神戸・週末ボランティア新生」、被災者訪問30回目/兵庫

産経新聞 神戸版 2010.11.28
若者にも被災者支援の輪 神戸市民グループ「週末ボランティア」

当ボランティアは、2014年3月30日、
仮設・復興住宅訪問通算600回をむかえました!

This is 神戸・週末ボランティアYahoo! JAPANカテゴリ登録
されています。

Twitter - welove_kobe
MixiコミュニティMixiページ
掲示板FacebookページGoogle+Instagram
もよろしく!

おことわり
類似名称を用いているものにつきまして、2013年以降、神戸・週末ボランティアに(代表:東條健司)などの追記をしたものは、1995年に活動を始めた「神戸・週末ボランティア」及び当〈新生〉とは関係ありません。



カテゴリ
Twitter
Facebook
最新記事
月別アーカイブ
リンク
検索フォーム
QRコード
QR