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第29(新生154)回訪問活動 (2014/01/19) レポート 〈阪神淡路大震災19年の神戸から〉

「1.17希望の灯り」分灯&ベルデ名谷毎度「役立ちと学びのネットワークThis is 神戸・週末ボランティア」をご覧下さいまして,まことにありがとうございます。

2014年の1月,神戸・週末ボランティア 新生では,「「1.17」を忘れない!「希望の灯り」とともに 2014というテーマのもとで,4回にわたって神戸市内2ヶ所の復興住宅に,お訪ねさせていただき,今回がその最後となりました。
 
この一連の復興住宅訪問活動では,震災祈念・慰霊行事の要素も含めましたが,「希望の灯り」の分灯とともにお訪ねする以外は,通常の訪問活動と同様としました。

前日に続いて,垂水区の山間部にある神戸市営住宅・ベルデ名谷への訪問で,訪問先の選定などは,従来と同様の方針で行い,昨秋の訪問開始以来,2013年中に一応全7棟を廻らせていただいたのに続き,この2回で,戸数が多い棟をさらに廻ることで,ある程度まんべんなく,この住宅群の現況を,窺い知ることができました。

この住宅群をお訪ねするにあたっては,1年前,「枕で口と鼻をふさいだ」93歳の母を殺害、68歳の娘を兵庫県警が逮捕(2013.1.11 産経新聞)という記事を目にしたことも理由の一つでした。この住宅にお住まいだった60代の娘さんが90代のお母さんを介護に疲れて殺してしまったというものでした。介護が必要になった当初はまだ,娘さんは高齢者ではなかったでしょうから,これを高齢者の問題したり,時間軸から切り離して「老老介護」の問題とするのは,一面的・皮相的でしょう。

ベルデ名谷6番館高層から明石海峡方面&夕陽これは,この数年間,折に触れて述べてきたように,セイフティ・ネットから抜け落ち、「自助努力」を強いられた,震災当時はまだ現役世代で,後に高齢者の範疇に入った世代の問題なのです。また,これは阪神淡路大震災の仮設住宅で「孤独死」が多かった世代でもあり,震災関連以外で例を挙げるなら,各地で相次いでいるように,生活保護受給を不当に拒否・廃止されて餓死や凍死,自殺に追い込まれることが目立つ世代と言っていいもので,広範に見られ,顕在化しつつある問題なのです。

この復興住宅の近況・現状については,東日本大震災の被災地のメディアも注目しています:コミュニティー崩壊 交流希薄に、募る不安(2012.5.2 岩手日報)。1000戸近い大規模集合住宅で,高齢化が進み,住民の出入りも激しい中では,住民の自治活動で,情況を把握することは難しく,しかもそうした数・率が多い中では,どうしても,孤独死-孤立死などといった,現象の一部分,氷山の一角にしか,目がいかなくなってしまいます。

復興住宅において,被災者が,被災周辺者や非被災者(住宅や生活に困窮するなどの一般的な公営住宅入居者)のなかで,相対化され,さらには,マジョリティですらなくなってしまい,ついには解消されていこうとしていると言ってもいいでしょう。

特定の人や団体・組織がすべてを担うのは無理で,それはボランティアとて同じです。そうした中で,できることは何か? ミッションは何か? といったことを,同時性においてとともに時間軸の中において,深く掘り下げてとともに,一歩引いたところからも,考えてみたいと思います。春期以降の,この復興住宅群への訪問活動では,中高層階への訪問を考えていますが,これまでをしっかり振り返り,教訓として活かしていきたいと思います。

以上のように,2014年1月の4回の訪問活動を終えた時点で,昨2013年1月以来の,〈新生〉として独自の訪問活動は,29回を数え,訪問戸数は約900戸となりました。

旧グループ以来の累計では,参加者数は,実態に即した信憑性のあるデータがないので,継承しませんが,支援活動としては通算616回に,また,仮設・復興住宅訪問に限っても通算596回になっています。

春期については,3月後半に集中しての訪問活動を考えています。その中で,桜の花咲く頃,仮設・復興住宅訪問通算600回,〈新生〉以来の訪問戸数1000戸を達成したいと思っています。

「1.17」前後ということで,阪神淡路大震災についての関心が高まり,訪問活動についてのお問い合わせをいただきますが,2月は,厳冬期であることから訪問先の方への負担に配慮し,行わないことにしました。3月については,東日本大震災と関連付けての行事が増えていることから,「3.11」に近い前半期は避けて,寒さも和らぐであろう下旬に集中して行うこととしました。

追って詳細をお知らせしますので,1回だけでも、初めてでも、お気軽に、お運びくだされば幸いです。

3月2日には,ご好評におこたえして3回目になりました,1.17をわすれない~帰ってきた1日だけの音楽喫茶が,13時30分から,リバティールーム・カーナ(神戸市須磨区寺田町1-2-1)で行われます。元気村・移動サービス主催のひょうご安全の日関連指定事業で,主宰者も協力させていただきます。是非お越しください。


この日伺ったところの概略です。

・80代女性。灘区で全壊。木造の2軒続きの2階建てに住んでいて,2階が1階の上に落ちてきた。既に起きていて,こたつに入ろうとしたらぺしゃんこに。情況は何も判らなかった。近所で亡くなった方もいるようだが,詳しいことは判らない。かなりの時間,片足を挟まれた状態で生き埋めになっていて,救出されて病院に行ったところ,あと1時間遅かったら挟まれた足を失っていたかも知れないとのことだった。骨折だけでなく溜まった毒が身体に回っていったのを,点滴などでおさえていったが,被災地外の設備のきちんとしたところに転院したりした。被災者ということで見せ物みたいな感じもしたが,みなよくしてくれた。退院後は以前の職場に半年ぶりに復帰。通勤も大変だったが,これもリハビリになったかも。治療とリハビリのおかげでだいぶよくなったが,もう一方の足に負担がかかって,一時はそちらも悪くなった。そのせいで,今でも閉所恐怖症で,トイレはドアを開けて入るし,家の風呂が苦手で銭湯通いしている。カラオケの個室もダメ。西区の仮設住宅では4~5年過ごした。ボランティアのお世話になった。息子と嫁がよくしてくれたことに感謝感謝。自分でも声を上げ,新聞に何度か投書した。最後近くまで残っていた。この復興住宅へ入居して14~15年。入居当初は低く抑えられていた家賃も,2年に1度上がっている。一方で年金は…。今日ある命のありがたさを思い起こし,今日あるのは,あのとき助けてくれた人たちのおかげと感謝している。1月17日に行われる東遊園地の集いには毎年いっている。自分なりに冥福を祈っている。「家賃、公共料金の値上り、年金受給額の減額その他,物価高にお手上げです。悩まされております。」<玄関内でお話し伺い&自身でシート記入>

・70代女性。長田区で被災。住んでいたマンションで地震に遭った。仮設住宅を経て,この復興住宅に入居して14~15年。入居当初は元気だったが,何年かして,だんだん弱ってきた。今も寝ている。心配なので見に来たという息子さんに,訪問の趣旨を説明し,お話し伺い。被災当時や仮設住宅の時は,出張など,あちこちに行っていて,あまり面倒を見てあげられなかった。ありがとうございます。ご苦労さまです。<ドアを開けて応答>

・70~80代女性。須磨区で全壊。仮設住宅は西区の,テレビなどでも何度も映った大規模なところの端っこだった。ボランティアの訪問もあり,よくしてくれた。感謝している。この復興住宅に入居して15年。もう慣れた。元気にしている。特に困っていることはない。初めは「結構です」とのことだったが,訪問の趣旨を説明し,被災状況などを伺った。<インターホン越しに応答>

・50~60代男性。兵庫区で被災。西区の仮設住宅を経て,この復興住宅に入居して14~15年。ここには最初から入っている。今は不平不満もなく,家族共々元気で暮らしている。達者でやっている。<インターホン越しに応答>

・70代?女性。「今、手が離せない。ちょっとご飯の支度してるところ。」(お体の具合は?)「大丈夫。元気です。ありがとう。」<インターホン越しに応答>

・60~70代女性。この復興住宅へ入居して14~15年。「ここにはもう慣れた。最初から入っているので。」<インターホン越しに応答>

・20~30代女性。この復興住宅に入居して4~5年。地震の時のことは覚えていない。今日は仕事は休み。<ドアを開けて応答>

・70代?女性。「ボランティア?」(訪問の趣旨を説明すると)「結構です。」<インターホン越しに応答>

・50~60代女性。「今,ご飯の用意で忙しいので…。」<インターホン越しに応答>

・50~60代女性。(訪問の趣旨を説明)「困っているとない。」<玄関先で応答>

・60~70代男性。「結構です。」<インターホン越しに応答>
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テーマ : 神戸
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tag : 訪問 ボランティア 支援 阪神淡路大震災 神戸 復興住宅 傾聴 垂水

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お問い合わせ、ご相談、参加申込などの
メールはこちらからどうぞ。

メールお待ちしています。


当ボランティアは、2016年7月23日、
仮設・復興住宅訪問通算650回をむかえました!

ご案内とお誘い
 
1回だけでも、初めてでも、お気軽に

神戸・週末ボランティア 新生は、復興住宅への訪問活動を行い、阪神淡路大震災で被災された方からの「お話し伺い」(傾聴ボランティア)をしています。

詳細は随時紹介します。

☆新聞で紹介されています☆

産経新聞 神戸版 2014.3.23
「復興住宅訪問600回へ 神戸のボランティア団体 HPで問題共有
「時間重ねて見える問題も」「復興住宅訪問600回へ 神戸のボランティア団体

神戸新聞 神戸版 2014.3.23
住民の悩み聞き続け 神戸・週末ボランティア 新生 「将来の一助に」 復興住宅訪問、仲間募る

毎日新聞 神戸版 2014.3.23
「神戸・週末ボランティア新生」、被災者訪問30回目/兵庫

産経新聞 神戸版 2010.11.28
若者にも被災者支援の輪 神戸市民グループ「週末ボランティア」

当ボランティアは、2014年3月30日、
仮設・復興住宅訪問通算600回をむかえました!

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おことわり
類似名称を用いているものにつきまして、2013年以降、神戸・週末ボランティアに(代表:東條健司)などの追記をしたものは、1995年に活動を始めた「神戸・週末ボランティア」及び当〈新生〉とは関係ありません。



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