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第25(新生150)回訪問活動 (2013/12/08) レポート 〈東日本大震災被災地にいちばん近い神戸の復興住宅から〉

旧道神和台口からみたベルデ名谷毎度「役立ちと学びのネットワークThis is 神戸・週末ボランティア」をご覧下さいまして,まことにありがとうございます。

12月8日は,新たな活動主体神戸・週末ボランティア 新生最初の年である2013年の最後の復興住宅訪問活動となりました。
 
前日に続いて,神戸市営住宅・ベルデ名谷の同じ棟・箇所をお訪ねしての「お話し伺い」ですが,同じ「週末ボランティア」といっても,土曜日と日曜日では,かなり違った反応もいただき,両日の訪問の意義も明らかにできたと思います。

訪問先の選定と予告ビラの投函は,5日(木曜日)に,プレスリリースの反応も予測しつつさせていただきましたが,その際に見たよりも,紅葉がいっそう鮮やかになって,季節の移り変わりを感じることができました。例年より早い紅葉と冷え込みの一方で,この時期としてはやや暖かな中で,お伺いすることができました。

ベルデ名谷7番館高層棟から新たな参加者とともに,垂水東口から現地の最寄り(若干離れていますが)まで路線バスで向かう途中,多くの高齢者が乗り込んでこられ,そのうち何人かが,私たちと同じバス停で降りられ,住宅入り口前で信号待ちをしている間にもお声がけし,その場で早速お話を伺うことができました。

また,被災者として入居された方以外にも,通常の市営住宅として一般入居された方,小さな子どももいるファミリー世帯の方など,幅広く「お話し伺い」をすることで,ボランティアとの対話を通じて,震災や被災体験を,家庭や地域で,いかに伝えていくかという,問題提起になれば,1ヶ月余り先に「1.17」を控えたこの時期にお訪ねした意義が,さらなるものとなるでしょう。

初めてこの復興住宅を見たら,急斜面に高層が建つ姿の異様さに,だれもが驚くでしょう。新たに参加してくださった方に,訪問先だけでなく,住宅全体の概況を知ってもらうべく,広く見てもらいましたが,果たしてどのように映ったことでしょうか?

こうした活動は,在野精神やアマチュアリズムといった心構えを根底にして臨むものですが,関連したお仕事に携わる方のプロの技には,敬服させられ,できることなら少しでも学ばせていただきたいものだと,この日も改めて思いました。

この景観は,東日本大震災の被災地において,とりわけ,高台への集団移転を強いられている地において,これから現れようとしているものに,近いところがあるでしょう。各々のコミュニティ構成員のレベルにおいても,コミュニティの存在基盤の次元においても,生活の拠点・基盤から切り離されることの意味を,ここからも推し量ることができるでしょう。

阪神淡路大震災の被災地において,復興住宅が数多ある中で,東日本大震災の被災地におけるそれに,距離的には離れていますが,最も近い情況にあるのが,まさにここではないでしょうか?

その共通点とそれに臨むべき姿勢こそまさに,この間掲げてきた「息の長い支援」は神戸に聞こう! 切り離されて暮らすことは?というテーマなのです。

ベルデ名谷,最高層からしかしながら,その「切り離され」る内実は,現象的にも本質的にも,違っていますが,もともと東北に被災地では,過疎化・高齢化が進み,「限界集落」となったところもあり,東日本大震災以前からそうなっているところもあり,津波被害が甚大だった沿岸部だけでなく,内陸・山間部では,とりわけ顕著でしょう。

阪神淡路大震災の被災地・被災者においては,これまでの時間を経る中で生じ深化してきた諸問題が,東日本大震災では,いっそう早く,もしくは当初から,発生・深化しているといえるでしょう。

これまでの被災地に深く根ざした取り組みの中から,新たな被災地・被災者に,思いをいたすことができるでしょう。

新たな活動主体のもとでの最初の1年となった2013年は,25回の訪問活動で760戸余をお訪ねして,旧グループ3年分以上に及ぶ内実の「お話し伺い」をさせていただきました。これはひとえに,ボランティアの訪問を受け入れてくださった方々,訪問活動に参加してくださった方々,弊サイトThis is 神戸・週末ボランティアをはじめ,MixiコミュニティMixiページFacebookページtwitter - welove_kobeを通じて,交流させていただいております皆様方の,ご縁と,お力添えとご協力の賜物と,深く感謝いたします。


この日伺ったところの概略です。

・30代女性。垂水区で被災。この復興住宅に入居して5年。建物の被害やケガはなかったが,水道が止まったため,風呂などの生活用水に不便した。飲料水を取りに行くのが大変だった。支援物資の食料もかちかちに固まっていた。長田の方で火の手が上がっているのが見えた。通っていた学校は避難所になったり休校になったりはしなかったが,1月17日には黙祷したり,「しあわせ運べるように」を歌った。これは今でも歌える。子どもができ,家族が増えて,それまで住んでいた家が手狭になったので,親と別居し,子どもとともに市営住宅に移ることにし,空室募集の一般入居でここに。子どもが来年から通う幼稚園がようやく決まったところ。やや遠いが,送迎バスが利用できる。ほかにもそれよりやや近いところもあったが,通うのが不便なところなので…。<玄関先で,子どもさんも出てきてお話し伺い>

・60代男性。母親(80代)と暮らす。須磨区で全壊。避難所には行ったが,震災後間もない頃は支援物資も行き届いておらず,ほしいものはなかった。仮設住宅には行かず,近くで文化住宅を借りて住んだ。近くで家を探したが,結局,復興住宅への入居にあたっては,ここしか申し込まなかった。入居できてよかった。ここにはもう慣れた。家賃が高いのはやっぱり大変。被災時は母子とも高齢ではなかったので,入居には優先されず,家賃も高く,自分がリタイヤして多少安くなってもまた上がっていく点。買い物は,以前はもっと不便だった。今も住宅近くのコンビニで済ませることが多い。以前ボランティアが行っていた移動補助サーボス「ちょっとカー」のことは覚えている。役だった。ちょっとの間しかなかったが…。<外出から帰ってきたところに出会い,玄関前の廊下でお話し伺い>

・70代女性。訪問した棟の高層階に住んでいる。この復興住宅は,他の棟では友愛訪問活動がしっかりしているが,この棟は始めてすぐやめてしまった。シルバー向けの棟では,(平日昼間常駐している)LSAもいるので,見守り体制はしっかりしてもらっている。高齢の住民のお世話をしていたところ,当訪問ボランティアの予告ビラが入っているお宅と入っていないお宅があったが,なぜ?<訪問中に廊下でお話し伺い。ボランティアの訪問活動の趣旨と方法を説明>

・30代男性。灘区で被災したが,とくに被害はなし。水道が止まったが,近くの川の水をトイレとかの生活用水に浸かった。通っていた学校は,公邸に亀裂が入り,体育の授業ができなかったが,休講にはならなかった。避難者もあまりいなかった。地震に遭ったからといって免除されたりしなかったので,勉強がたいへんだった。この復興住宅に入居して1年。もともと山の方にいたので,環境はあまり変わらない感じ。

・80代女性。ここで自立生活を続けることが難しくなったので,あと1週間ほどで,施設に入ることになった。本人はここで頑張りたいといっていたのだが…。新聞と紛れてしまったのか,ボランティアの訪問についての予告ビラは見あたらない。<お世話してもらっている住民の方が,退去するための準備をしていた。お世話されている方からお話し伺い>

・80代女性。長田区で全壊。西区の仮設住宅に4年いた。この復興住宅にはできてすぐに入居。今日は,(この復興住宅からバスで少し行ったところにある)高齢者向け施設の行事で,食事会兼忘年会だった。この住宅の入口にある坂がたいへん。<バスを降りて,住宅に向かう途中にお話し伺い>

・60代女性。被災してこの復興住宅に入居,ここに来てもう長い。地震のことはもう思い出したくもないし話したくもない。困っていることもない。ボランティアの訪問についての予告ビラは見た。<ドアを開けて応答>

・70代女性。この3月に入居した。もともと西区に住んでいた。この部屋は西向きなので,夏は西日がさしてたいへんだった。鉄筋コンクリート造で端の部屋ではないので,冬は暖かいだろう。<ドアを開けて応答>

・70代男性。復興住宅への入居にあたっては,他の住宅も色々見にいって申し込んだりしてみたが,交通の便などのいいところは皆ダメで,結局ここに入居することになった。

・90代女性。長田区で被災。娘さん宅に一時身を寄せたが,西区の仮設住宅へ。この復興住宅へは息子と2人で入居したが,今は自分一人になった。

・60~70代男性。特に困っていることはない。病気なども特にしていない。<ドアを開けて応答>

・「話しすることはありませんのでよろしく。」<自身でシート記入>

・60代?女性。「調子悪いので…。」<インターホン越しに応答>

・70代女性。体調はお変わりなく,元気。<ドアを開けて応答>

・60代男性。長田区で被災。<自身でシート記入>
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テーマ : 神戸
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tag : 訪問 ボランティア 支援 阪神淡路大震災 神戸 復興住宅 傾聴 垂水 東日本大震災

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お問い合わせ、ご相談、参加申込などの
メールはこちらからどうぞ。

メールお待ちしています。


当ボランティアは、2016年7月23日、
仮設・復興住宅訪問通算650回をむかえました!

ご案内とお誘い
 
1回だけでも、初めてでも、お気軽に

神戸・週末ボランティア 新生は、復興住宅への訪問活動を行い、阪神淡路大震災で被災された方からの「お話し伺い」(傾聴ボランティア)をしています。

詳細は随時紹介します。

☆新聞で紹介されています☆

産経新聞 神戸版 2014.3.23
「復興住宅訪問600回へ 神戸のボランティア団体 HPで問題共有
「時間重ねて見える問題も」「復興住宅訪問600回へ 神戸のボランティア団体

神戸新聞 神戸版 2014.3.23
住民の悩み聞き続け 神戸・週末ボランティア 新生 「将来の一助に」 復興住宅訪問、仲間募る

毎日新聞 神戸版 2014.3.23
「神戸・週末ボランティア新生」、被災者訪問30回目/兵庫

産経新聞 神戸版 2010.11.28
若者にも被災者支援の輪 神戸市民グループ「週末ボランティア」

当ボランティアは、2014年3月30日、
仮設・復興住宅訪問通算600回をむかえました!

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おことわり
類似名称を用いているものにつきまして、2013年以降、神戸・週末ボランティアに(代表:東條健司)などの追記をしたものは、1995年に活動を始めた「神戸・週末ボランティア」及び当〈新生〉とは関係ありません。



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