第565(新生123)回訪問活動 (2012/11/24) レポート

毎度「役立ちと学びのネットワークThis is 神戸・週末ボランティア」をご覧下さいまして,まことにありがとうございます。
11月24日の復興住宅訪問活動は,常連参加者を中心にした6名で,前回までに引き続いての「お話し伺い」を行いました。

今回も訪問活動自体は早めに終えたことから,これまでお世話になってきた方を,入所中の特養ホームに訪ね,お見舞いと歓談のひとときをもちました。そして,師走にはいると多忙になる参加者もいることことから,訪問活動の集約を行う終了ミーティングのあと,一足早く2012年の忘年会をもちました。

かつて,仮設住宅への訪問活動をしていた頃は,「望年会」として,多くの方を招いて行っていましたが,今回はささやかな慰労の機会としました。

私たちは「傾聴」ボランティアを名乗る以上,様々なお話しを伺います。もっとも,阪神淡路大震災の被災者支援を契機に始めたことから,一度は何らかの形で震災のお話しを伺うことにしています。そのうえで,一般的は訪問ボランティア同様,お困りのことや安否などのご様子を伺うことを大切にしています。

これまでの人生で,喜怒哀楽様々に積み重ねてこられたでしょう。楽しいこと,うれしいことをお話し下さることで,それが何倍にも大きくなるでしょう。悲しいこと,辛いことをお話し下さることで,自分一人で抱えるヨリも,気持ちを軽くなるでしょう。お困りごとを話してくださることで,何か解決の糸口を見いだすお手伝いになることもあるでしょう。

そうした形でお役に立ち,そこから学ぶのが,私たちのボランティアです。

ときには「?」なお話しを伺うこともあります。近隣や親しい間柄であるはずの方への悪口や,根拠がないかとぼしいと思われる批判的・ネガティヴな言辞などが出てきたらどうするべきでしょうか?

確認を取ることなく公表するなどはもってのほかであることは言うまでもありませんが,付和雷同して,その尻馬に乗っかって,一緒になって悪口を言い合うなどもまた,品性が疑われるものであるばかりか,その理性や良心を没却したものになってしまいますから,やはりあるまじきものです。

そうしたものでも伺います。時には記録する手を止めて。私たちに話してくださることで,自らの心の闇に光を灯し,心の汚れを掃き清めていくことになり,それが役立ちになるのですから。

そうした心のお掃除を,ともにさせていただくという姿勢で臨むことで,私たち自身もまた陶冶できるのです。

弊サイトThis is 神戸・週末ボランティアをはじめ,MixiコミュニティMixiページFacebookページtwitter - welove_kobeを通じて,交流させていただいております皆様方とも,そうした方法と成果を共有し,その輪を広げていければ幸いです。


この日伺ったところの概略です。

・70代女性,灘区で全焼。近所一帯は激しく燃え,もらい火で自宅を失った。いったん知人のマンションに行ったが,そこも全壊扱いとなり避難所へ。近くの中学校の音楽室で1年近くを過ごした。同区内の仮設住宅を経て,この復興住宅に入居して15年目。この部屋は借り上げ復興住宅なので,移転先の市営住宅の募集に申し込んだが,抽選に外れた。これからのことを考えると…。ボランティア活動の経験もあり,今もヘルパーとして働くいているとのことで,お元気そう。訪問時は,補修工事のため,ベランダに置いている植木を玄関前に移動させていたものを,戻し始めていたところだった。それらの多くは,お世話していた利用者が,自分で育てられなくなったものを引き取ったり形見にもらったりしたもので,中にはご自身より若い人も。このときかぶっていたベレー帽も友人の形見。翌日に予定されていた神戸マラソンの話題になり,ハイタッチをして別れた。

・70代女性,一人暮らし。灘区で全焼。近くの小学校に避難した後,六甲アイランドの仮設住宅へ。出かけるのに六甲ライナーの高い運賃が大変だったが,神戸市はそれにたいして何もしてくれなかった。被災当時はまだ若く優先されなかったため,やっとのことで入ったこの部屋は借り上げ復興住宅。一人暮らしとなった今では,URと直接契約して住み続けるのは大変。市営住宅の移転先を申し込んだが抽選に外れた。空いていて入りやすいところは山の方とか奥の方とかばっかりで…。足が不自由で,インターホンが押されてから出てくるまでに時間がかかるので,訪問者は留守だと思って去ってしまい,呼び止めても気付いてくれないことが多い。

・男性。尼崎市で全壊。両親と住んでいたため仮設住宅には入居せず,近くに家を借りた。両親は亡くなり,12年前に結婚し,この復興住宅へ。入居したばかりの頃,同じ階の人たちと話したが,今ではほとんどが転居してしまった。病気で足が不自由になり,車いすを使用。子どもは学齢期の育ち盛り。神戸市が,借り上げ復興住宅の住人に出て行けと言っているのはよくない,新たに住宅を建設すべきであった,今更期限を突きつけるのは酷い。

・50代女性,夫婦2人暮らし。兵庫区で被災。半壊と判定されたが解体された。被災後すぐに大阪に引っ越した。旧公団と直接契約して,この復興住宅に入居して12年。震災時に友人が亡くなっていた。子どもたちはもう独立したが,子育てで苦労したこともあり,ノイローゼになりそうだったが,愚痴っても仕方ないし,最後はやっぱり自分で決めるしかないと思うようになった。

・30代女性。2年前に入居したので…。震災のことは判らない。<インターホン越しに応答>

・女性。(お元気ですか? との問いかけに)「今,家の者が居りませんので…。」<インターホン越しに応答>

・男性。「お風呂に入るところです。」

・40代。(出会い頭に)「忙しいので…。」

・女性。「結構です。」<インターホン越しに応答>

・女性。(小さな消え入りそうな声で,聞こえにくそうな感じで)「何ですか?」<インターホン越しに応答>

・30代女性。「結構です。」<インターホン越しに応答>

・男性。(今お困りのことは? との問いかけに)「大丈夫です。」<インターホン越しに応答>

・男性。「…。」<インターホン越しに応答>
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当ボランティアは、2016年7月23日、
仮設・復興住宅訪問通算650回をむかえました!

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1回だけでも、初めてでも、お気軽に

神戸・週末ボランティア 新生は、復興住宅への訪問活動を行い、阪神淡路大震災で被災された方からの「お話し伺い」(傾聴ボランティア)をしています。

詳細は随時紹介します。

☆新聞で紹介されています☆

産経新聞 神戸版 2014.3.23
「復興住宅訪問600回へ 神戸のボランティア団体 HPで問題共有
「時間重ねて見える問題も」「復興住宅訪問600回へ 神戸のボランティア団体

神戸新聞 神戸版 2014.3.23
住民の悩み聞き続け 神戸・週末ボランティア 新生 「将来の一助に」 復興住宅訪問、仲間募る

毎日新聞 神戸版 2014.3.23
「神戸・週末ボランティア新生」、被災者訪問30回目/兵庫

産経新聞 神戸版 2010.11.28
若者にも被災者支援の輪 神戸市民グループ「週末ボランティア」

当ボランティアは、2014年3月30日、
仮設・復興住宅訪問通算600回をむかえました!

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