第560(新生118)回訪問活動 (2012/09/08) レポート

毎度「役立ちと学びのネットワークThis is 神戸・週末ボランティア」をご覧下さいまして,まことにありがとうございます。
9月8日の復興住宅訪問活動は,弊サイトなどをご覧下さって初めて参加された方1名をあわせ,6名で行いました。

また,久しぶりに読売新聞の同行取材が加わりました。取材の趣旨は今ひとつよく解りませんが,例年であれば,「1.17」に向けて,特集記事のための取材を始める時期になりますので,その一環でしょう。

例年,1月17日前後に行われる記念行事も,前年の夏頃から準備に入ります。私たちでは今年,新年会を兼ねたようなささやかな会を持ちましたが,それに加えて今年は「1.17を忘れない~カーナ写真展…1日だけのJAZZ喫茶」をお手伝いしました。こちらは好評につき来2013年も企画していますので,是非ご期待下さい。

今回は,8月の訪問活動よりも,お陰様で,お話し伺いに応じていただけるところが多かったように思われます。また,お話し伺いに応じていただけなくても,率直に近況をお伝えいただけるところが多いことにも,感謝したいと思います。

それだけによりいっそう,私たちにも受け止めようとする姿勢が求められることになります。受け止めようとするる姿勢とは,理解力や受け止める力が高い方がいいことはもちろんですが,それだけではありません。理解力や受け止める力を超えたものに遭遇した場合,それに向き合う姿勢のことです。

理解できなくても,受け止めきれなくても,いかに向き合い続けるかが,問われることになります。

昨2011年3月11日の東日本大震災の後,自らも被災する中で,安否を尋ねる知人からのメールに返答している中から,Twitterで時々の心情や思いを発信してきた,和合亮一の作品「詩の礫」を紹介しながら,それを鑑賞する態度からも学べることを,また学ぶべきことを,ともに確認しました。

こうした学びを,弊サイトThis is 神戸・週末ボランティアをはじめ,MixiコミュニティMixiページFacebookページtwitter - welove_kobeを通じて,交流させていただいております皆様方とも共有できれば幸いです。

This is 神戸・週末ボランティアでは,こうした皆様方とのご縁を大切にいたすべく,平素の訪問活動とともに,お互いが安心し信頼できる間柄での交流ができるよう,心がけています。そうした趣旨に照らして不適切と思われる方につきましては,遺憾ながらブロックなどの形で,お断りさせていただいています。あしからずご了承下さい。


この日伺ったところの概略です。

・70代男性。中央区で半壊。被災後妻は実家に避難したが,自身は六甲アイランドで仕事をしていたため,離れることができず,近くの宗教施設や壊れた自宅で寝泊まりし,さらには壊れた家を賃借したりして,避難所には行かなかった。この復興住宅へ入居して13年半。入居にあたっては。被災者として旧公団と直接契約したので,当初の家賃は安かったが…。長く神戸に住み,70歳まで働いてきた。企業年金に支払い上限が設定されたので,長い間掛けた割には,それほど多くない。かつてはたくさん吸っていたタバコも数年前にやめた。仕事仲間と連れだって遅くまで飲み歩いたが,みな高齢になってきたので,体調を慮って,最近はあまり行かなくなった。1945(昭和20)年の神戸空襲では,3月に経験,6月には自身は疎開したが,妻は経験したとのこと。神戸中心部を襲った1967(昭和42)年の水害では,近くの家や人が流されたのを覚えている。きれいにされたお部屋に上げていただき,さまざまなお話しを伺った。

・70代女性,中央区で一部損壊。液状化現象のため住めなくなったが,全壊・半壊の認定が受けられなかったのと,当時まだ年齢が若かったこともあって,仮設住宅・復興住宅の抽選で優先されずに,後回しにされたため,やっとこの復興住宅に入居して13年。住んでいる部屋は旧公団(現UR都市再生機構)から神戸市が20年契約で借り上げたところで,数年後に期限が迫っているが,市に言っても,お役所仕事で埒が明かない。今さら新しい家に行きたくない。たとえ津波で流されても,死ぬまで此処にいたい。白内障がある他は元気。健康法は近くの温泉に行くこと。友人関係はあるので淋しくはない。

・70代女性,一人暮らし。灘区で全壊。西区の仮設住宅で4年過ごしたり,三田市で避難生活を送ったりした後,この復興住宅へ。夫を2年前に亡くした。趣味の多い夫とは,車いすで釣りに出かけてストレス解消するなどしていたこともあって,12年に及んだ看病も苦にならなかったが,それだけに今は心細い。ボランティア参加者の1人と,同じ仮設住宅で過ごした知り合いと判り,夫を亡くしたとき,涙もあまり出なかったのに,こんなに涙が出たのは初めて,と言うほどに涙を流した。

・70代女性,灘区で全壊。ポートアイランドの仮設住宅で4年過ごした後,この復興住宅に入居して14年目。訪問したときは夫を亡くして11日目。肝臓ガンが見つかって2ヶ月ほどの,突然の別れだった。息子(40代)にも先立たれていて,娘(最近あまり来てくれない)と2人女だけが残された。心細いが,49日までは元気でいなくてはと思っている。杖をついているのは最近転んだため。近所づきあいはあまりない。

・40代男性,須磨区で一部損壊。ガスも電気も異常なかったが,妻の家は半壊だった。子どもはこの復興住宅に入居してから生まれた。仕事があるので…と,あまりお話しはできなかった。

・50代?男性。「今,手が離せないので…」と,ハサミを持って何かを切っている真っ最中に,お返事だけ戴く。

・男性。「何を今更話せって言うねん」と,震災のことを話したくない様子。

・10代女性。「家族が仕事なので…。」<インターホン越しに応答>
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当ボランティアは、2016年7月23日、
仮設・復興住宅訪問通算650回をむかえました!

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1回だけでも、初めてでも、お気軽に

神戸・週末ボランティア 新生は、復興住宅への訪問活動を行い、阪神淡路大震災で被災された方からの「お話し伺い」(傾聴ボランティア)をしています。

詳細は随時紹介します。

☆新聞で紹介されています☆

産経新聞 神戸版 2014.3.23
「復興住宅訪問600回へ 神戸のボランティア団体 HPで問題共有
「時間重ねて見える問題も」「復興住宅訪問600回へ 神戸のボランティア団体

神戸新聞 神戸版 2014.3.23
住民の悩み聞き続け 神戸・週末ボランティア 新生 「将来の一助に」 復興住宅訪問、仲間募る

毎日新聞 神戸版 2014.3.23
「神戸・週末ボランティア新生」、被災者訪問30回目/兵庫

産経新聞 神戸版 2010.11.28
若者にも被災者支援の輪 神戸市民グループ「週末ボランティア」

当ボランティアは、2014年3月30日、
仮設・復興住宅訪問通算600回をむかえました!

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