第544(新生102)回訪問活動

毎度「役立ちと学びのネットワークThis is 神戸・週末ボランティア」をご覧下さいまして,まことにありがとうございます。
実質3連休の中日となった,今2011年最後にあたる,12月24日の復興住宅訪問活動は,常連参加者と久しぶりの参加者7名で,HAT神戸・脇の浜住宅を廻りました。

訪問活動に先立って,事前にもミーティング(初参加者がいればレクチャーも)をしていますが,そこでは前回の訪問活動のまとめを読み合わせるようにしています。ところが今回,先にレポートした内容に,尾ひれをつけたり,質問・確認のために発した言葉をうかがった内容と混同したものを付け加え,実態と乖離したものが出されると言うことがありました。

もちろんこうしたことは,自らの快楽や都合・利害のために利用しようという,「傾聴」の基本的姿勢とは相容れない,相反するものであり,こうした受け止め方をするならば,お困りごとや相談事がある方が,話しにくくなってしまい,それ以前に,信頼関係も構築できず,期待に応えることもできなくなってしまうでしょう。厳に慎むべきものです。

こうした偏向や過ちを正した上で,この日の訪問活動に向かいました。

年末近いこの時期,留守宅やご都合が悪い方も目立ちましたが,そうした中でも有意義なお話し伺いをさせていただけたと思います。そうした住民の方々のご厚意や信頼に応えるべく,私たちも,いっそうの精進を重ねていきたいと思います。

訪問活動は早めに終わったため,ながくお世話になっている方のお見舞いに行きました。体力も回復し元気になっている姿に,安心と元気を戴きました。

今回の訪問活動には,来2012年の「1.17」に向けてでしょうか,神戸新聞の取材が入りました。「高齢化」という観点からのものだったようですが,お役に立てたでしょうか…。

終了ミーティングは,この日のまとめとともに,この1年の役立ちと学びをふり返る場ともなりました。もちろん無謬・絶対などということはあり得ず,時としてもたらされた偏向や失敗,錯誤の中から,教訓をもたらし,次なる飛躍へと結びつけてゆく機会としました。

まず,相手のためにという基本的な姿勢と思いを強く持ち続けることが,基本であり,何にもまして大切であること,その積み重ねが,訪問活動のスキルアップと資質向上をもたらすことが,参加者の姿を通じて,教えられるものでした。自身が難儀している情況にあっても,常に参加者や住民の方に笑顔を絶やさず接している参加者の姿にも敬意をもってしたいと思います。

そうした姿勢・態度で臨むことで,訪問先の方が,最初は話すことに消極的であっても,お困りごとを抱えていても,話していく中で,笑顔になり,同時に,お話しを伺うボランティア参加者もまた,元気をもらい,喜びと充実感をもつことができ,それが活動の醍醐味となるものです。

この1年あまり,新たに参加して下さった方には,これまで活動してきた私たちが,教えを乞い,その話し方,聴き方,表情その他一挙手一投足をお手本として見習うことも多いものでした。その清新にして篤実な姿勢は,訪問先の方からの期待と信頼をさらなるものにしていただきました。厚くお礼申し上げます。

そうした初参加者のほとんどが20~50代でしたが,お年を召された方も参加・活動しています。また被災者-住民の方も高齢化が進んでいます。阪神淡路大震災当時現役世代だった方も少なからず高齢者の仲間入りをされていることについては,既に述べたとおりですが,そうした現状にあって,高齢のメンバーが,それまでの人生経験を活かして活躍しやすくなるような環境整備は,同時に被災者-住民の方との円滑なコミュニケーションと信頼関係の構築にも寄与するものであり,これを機会に改めて進めていきたいと思います。

参加者各々の持ち味を活かし,丁寧な傾聴の姿勢を定着させることが何より必要であることを,この1年の総括から確認したいと思います。

最後に,「希望の灯り」とケーキなどの茶菓で,ささやかなクリスマス会をして,この1年を締めくくりました。

弊サイトThis is 神戸・週末ボランティアをはじめ,MixiコミュニティMixiページFacebookページtwitter - welove_kobeを通じて,交流いただいた皆さま,この1年間,見守ってくださり,時に叱咤激励下さいましたことに,深く御礼申し上げます。このご縁と絆を,来る年にさらなるものと致したく存じます。皆さまにとって新たな年がよき年でありますよう,お念じ致します。


この日うかがったところの概略です。

・80代女性,夫婦2人暮らし。灘区で全壊。被災当初は市内の息子さん(今も時折この復興住宅へ来てくれている)のもとに避難したが,程なく県外へ。仮設住宅はポートアイランドだった。夫婦ともにお元気で,ご主人は今も車の運転をしている。「生きている以上は人のために何かしたい」と,ボランティア活動をしたことも。ご主人は今もしているという。

・60代女性,一人暮らし。東灘区で全壊。区内の公園で避難生活を送った。故郷の親戚から送ってもらった米を炊き出しに供出して配ったりした中で,大学生のボランティアが組織だって動いてくれて助けられたりした。震災後に職を失わずに済んだことから,仕事が何より大切と,最近まで長く製造業で働いてきた。男子高校生も同じ職場にいたとのことで,身体にはきつかったのか,震災以来の負担も相まって,腰や肩を痛め,たくさんの湿布を貼っている。避難生活で行政の的確な対処が行き届かず,「自助努力」を強いられた経験から,「力のない人は何年かかってもはい上がれない」と,痛切に感じた。また,「東日本大震災に比べれば,阪神淡路大震災はまだマシ」との思いも。

・男性。「都合が悪いのでお断りします」と,メモを貼り付けて外出。帰宅されたところに出会い,あいさつなど交わす。

・男性。「今日は元気がない…」とのことで,安否うかがいのみ。

・「しんどくて,もの言うのもイヤ」とのことで,安否うかがいのみ。
関連記事
スポンサーサイト

テーマ : 神戸
ジャンル : 地域情報

コメントの投稿

Secre

プロフィール

神戸・週末ボランティア 新生

Author:神戸・週末ボランティア 新生
 
We love KOBE Weekend Volunteer

神戸・週末ボランティア 新生の純正ブログです。

神戸・週末ボランティア 新生は、宗教や政党などまったく関係のない民間のボランティアです。寄付や署名の要請、投票依頼、販売行為などはいっさいしませんので、ご安心下さい。

お問い合わせ、ご相談、参加申込などの
メールはこちらからどうぞ。

メールお待ちしています。


当ボランティアは、2016年7月23日、
仮設・復興住宅訪問通算650回をむかえました!

ご案内とお誘い
 
1回だけでも、初めてでも、お気軽に

神戸・週末ボランティア 新生は、復興住宅への訪問活動を行い、阪神淡路大震災で被災された方からの「お話し伺い」(傾聴ボランティア)をしています。

詳細は随時紹介します。

☆新聞で紹介されています☆

産経新聞 神戸版 2014.3.23
「復興住宅訪問600回へ 神戸のボランティア団体 HPで問題共有
「時間重ねて見える問題も」「復興住宅訪問600回へ 神戸のボランティア団体

神戸新聞 神戸版 2014.3.23
住民の悩み聞き続け 神戸・週末ボランティア 新生 「将来の一助に」 復興住宅訪問、仲間募る

毎日新聞 神戸版 2014.3.23
「神戸・週末ボランティア新生」、被災者訪問30回目/兵庫

産経新聞 神戸版 2010.11.28
若者にも被災者支援の輪 神戸市民グループ「週末ボランティア」

当ボランティアは、2014年3月30日、
仮設・復興住宅訪問通算600回をむかえました!

This is 神戸・週末ボランティアYahoo! JAPANカテゴリ登録
されています。

Twitter - welove_kobe
MixiコミュニティMixiページ
掲示板FacebookページGoogle+Instagram
もよろしく!

おことわり
類似名称を用いているものにつきまして、2013年以降、神戸・週末ボランティアに(代表:東條健司)などの追記をしたものは、1995年に活動を始めた「神戸・週末ボランティア」及び当〈新生〉とは関係ありません。



カテゴリ
Twitter
Facebook
最新記事
月別アーカイブ
リンク
検索フォーム
QRコード
QR