第537(新生95)回訪問活動

毎度「役立ちと学びのネットワークThis is 神戸・週末ボランティア」をご覧下さいまして,まことにありがとうございます。
 
9月10日の復興住宅訪問活動は,は,3名の常連参加者で,予定された20個を廻ってのお話し伺いとなりました。あわせて,前回始めたように,次回訪問予定のお宅の確認と「予告チラシ」投函作業も行いました。

そうすることで,私たちが,「予告チラシ」でうたっている通りの存在であることを,住民の方々に認識してもらうとともに,私たちボランティアもまた,ヨリいっそうそれにふさわしい存在たるべく,自覚を深めるという効果も,浸透しているといっていいでしょう。これまた役立ちと学びへの前進となるものです。

神戸・週末ボランティアの訪問活動では,複数名で1グループとして訪問先を廻りますが,今回は1グループ編成で,すべての参加者がすべての訪問先を廻りました。体力的にはかなりたいへんだったと思いますが,それ以上に充実した,意義あるものであったことは間違いないでしょう。

訪問活動~お話し伺い~傾聴ボランティア,いずれにしても,相手のためを思って,相手に寄り添うことが,大前提です。自分の都合のいい言辞を取るべく,相手を利用するようなことがあってはなりません。

また,自分にとって都合の悪い,聞きたくないことが話される場合もあります。その場合も,極力忍耐をもって臨み,聞き流すことはもちろん,相手の言葉を遮ったり,話の腰をおったり,別の話題にそらしたりするなど,避けたいものです。こうした「受苦」とその共有が,信頼関係と絆を生み出すのです。

一方,話したくない場合にも思いを致す必要があります。その原因が私たちにあるのであれば,それを改めることで,対応できます。東日本大震災から既に半年が過ぎましたが,そうした中でも,それを機にしての心身の不調を覚える人は,依然後を絶ちません。そうした中では,傾聴・対話に臨む姿勢に,いっそうの注意を払い,そうした現状に,思いを致さなければなりません。

相手が話すことで元気になり,聞き手もまた楽しくなれば,それに超したことはありません。しかしそうした情況をつくり出すことが目的化するならば,そうしたお話し伺いは,傾聴とは名ばかりの上滑りな浅薄なものか,もしくはそれとはほど遠い,自己満足のために相手を利用して創り出した虚構・虚像,端的には,ニセモノといわねばなりません。

そうしたことを,反省・教訓として,これからに活かしたいものです。

弊サイトThis is 神戸・週末ボランティアをはじめ,MixiコミュニティMixiページFacebookページtwitter - welove_kobeを通じて,交流させていただいております皆さんにも,ご意見・ご感想をお寄せいただければ幸甚です。


この日うかがったところの概略です。

・80代男性,夫婦2人暮らし。中央区で全壊。大阪の妹宅に一時身を寄せたが,同区内の民間アパートで8年過ごした後,この復興住宅へ。普段の買い物は奥さんが。警察に40年勤め,主に交通違反者の処分に関する仕事をしていた。7年前,顔の筋肉が化膿し,手首の筋肉を移植した。そのため,話すのもたいへんな中,お話し伺いに応じてくださった。

・80代・50代女性,宝塚市で被災。タンスが倒れてきて頭に当たり,14針縫うケガを負い,怖い思いをした。当時居住していた県営住宅は倒壊せず,ガス・水道・電気もすぐに復旧し,仮設住宅にも入らなかったのは,不幸中の幸いだった。職場にも復職でき,生活には困らず今に至っている。(自身で支援シートに記入)

・40代女性。震災時は北区。高校生の子どもが2人おり,上の子はこの日も自宅で受験勉強中。同じ復興住宅に父親がいるため,何度も申し込んで,3年前に入居。

・女性。2週間前,予告チラシを投函した際にお目にかかったところ,フラッシュバックであろうか,東日本大震災以来,血圧が上下してしんどいとのことだった。今回,体調を尋ねたら,「前よりは少し元気になった。薬たくさん飲んだから。出かけなあかんし…。」と,出がけにお話し伺い。

・女性。東灘区で全壊。震災時は仕事の関係で奈良にいたが,かなり揺れた。テレビを観て神戸がたいへんなことになっていることを知り,在宅していた息子を心配した。ポートアイランドの仮設住宅を経てこの復興住宅に入居して13年目。膝が悪く歩くのがたいへんと,インターホン越しにお話し伺い。

・80代女性,一人暮らし。灘区で全壊。文化住宅の2階にいたので自分は大丈夫だったが,階下の住人は亡くなった。身内のもとや近くの高校の避難所に身を寄せた後,ポートアイランドの仮設住宅に4年過ごし,この復興住宅に入居して13年目。夫は,阪神淡路大震災の前年に亡くなったが,震災を知らず幸せだった。震災の時まで,Yシャツの縫製の仕事をしていて,7人ぐらいの女性を雇用して,百貨店などに納めていた。息子が月に1回は訪ねてきてくれる。今はあまりであるかないが,友人がたくさん集まってきてくれるので淋しくない。

・70代女性,60代夫と2人暮らし。灘区で一部損壊。実家で母を看ながら5年過ごしたが,壊れたキッチンで家事をするのがたいへんだった。今のご主人と再婚し,県営住宅に入居したが,家賃がたいへんだったので,何度も申し込んで,4年前にこの復興住宅へ。趣味も多彩で,フラワーアレンジメントは,腕を活かして教えたりボランティアしたりしている。刺繍の作品は玄関周りにも飾っている。この他にも,子育て支援の有償ボランティアもしており,児童館に連れて行っている。ご主人は最近安定した仕事に就き,定年まであと2年勤められるとのことだが,訪問時は,お酒を飲んで休日を過ごしているところだった。
関連記事
スポンサーサイト

テーマ : 神戸
ジャンル : 地域情報

コメントの投稿

Secre

プロフィール

神戸・週末ボランティア 新生

Author:神戸・週末ボランティア 新生
 
We love KOBE Weekend Volunteer

神戸・週末ボランティア 新生の純正ブログです。

神戸・週末ボランティア 新生は、宗教や政党などまったく関係のない民間のボランティアです。寄付や署名の要請、投票依頼、販売行為などはいっさいしませんので、ご安心下さい。

お問い合わせ、ご相談、参加申込などの
メールはこちらからどうぞ。

メールお待ちしています。


当ボランティアは、2016年7月23日、
仮設・復興住宅訪問通算650回をむかえました!

ご案内とお誘い
 
1回だけでも、初めてでも、お気軽に

神戸・週末ボランティア 新生は、復興住宅への訪問活動を行い、阪神淡路大震災で被災された方からの「お話し伺い」(傾聴ボランティア)をしています。

詳細は随時紹介します。

☆新聞で紹介されています☆

産経新聞 神戸版 2014.3.23
「復興住宅訪問600回へ 神戸のボランティア団体 HPで問題共有
「時間重ねて見える問題も」「復興住宅訪問600回へ 神戸のボランティア団体

神戸新聞 神戸版 2014.3.23
住民の悩み聞き続け 神戸・週末ボランティア 新生 「将来の一助に」 復興住宅訪問、仲間募る

毎日新聞 神戸版 2014.3.23
「神戸・週末ボランティア新生」、被災者訪問30回目/兵庫

産経新聞 神戸版 2010.11.28
若者にも被災者支援の輪 神戸市民グループ「週末ボランティア」

当ボランティアは、2014年3月30日、
仮設・復興住宅訪問通算600回をむかえました!

This is 神戸・週末ボランティアYahoo! JAPANカテゴリ登録
されています。

Twitter - welove_kobe
MixiコミュニティMixiページ
掲示板FacebookページGoogle+Instagram
もよろしく!

おことわり
類似名称を用いているものにつきまして、2013年以降、神戸・週末ボランティアに(代表:東條健司)などの追記をしたものは、1995年に活動を始めた「神戸・週末ボランティア」及び当〈新生〉とは関係ありません。



カテゴリ
Twitter
Facebook
最新記事
月別アーカイブ
リンク
検索フォーム
QRコード
QR